三願転入に対する親鸞会の妄想7
高森顕徹会長が引き籠って、それでも金銭要求だけは際限がなく、会員の士気が探し続けているのは言うまでもありません。
因果の道理を信じているなら、この結果は判っていたはずですが、実際には因果の道理など信じていないので、親鸞会の近未来は真っ暗でしょう。
さて、因果の道理と言っても、大まかに
世間の因果
出世の因果
報土の因果
と分かれます。
出世の因果を聖道の因果と化土の因果に分けることもできます。
親鸞聖人は報土の因果を教えられたのであって、出世の因果を信じることを厳しく誡められています。
報土の因果とは『教行信証』信巻に、
しかれば、もしは行、もしは信、一事として阿弥陀如来の清浄願心の回向成就したまふところにあらざることあることなし。因なくして他の因のあるにはあらざるなりと、知るべし。
とあるように、報土往生の因は阿弥陀仏が衆生に与えてくださるものであり、衆生の因は全くありません。
高森会長の炭素とダイヤモンドの譬えを信じている会員は、因は衆生で縁が阿弥陀仏と思っているでしょうが、報土往生の因も縁も阿弥陀仏が100%用意してくだされたものです。
出世の因果を教える聖道門では、衆生の因と仏の因が混在していると考え、報土往生を誓われた阿弥陀仏と雖も、衆生の因が相当の割合必要だとしています。
つまり、高森会長の言う三願転入論も宿善論も、聖道門の理論なのです。ついでに炭素とダイヤモンドの譬えも、聖道門の発想です。
もう一度言いますが、出世の因果と報土の因果は全く別の道理で、親鸞聖人は出世の因果を信じることを厳しく誡められ、それどころか出世の因果を信じることが自力、仏智不思議を疑う心、疑情だと断言されているのです。
何のことはない、高森会長の教えすべてが、自力であり疑情の教えですから、高森会長の教えを捨てることを自力を捨てることになるのです。
どうすれば救われますか?
このように会員や退会者からよく質問されますが、答えは、
高森会長の教えをすべて捨てよ
です。
念のため言っておきますが、高森会長は出世の因果と世間の因果を混同して教えていますので、根本的に因果の道理に疎いのです。
高森会長が因果の道理に疎い事例として会員でも判るようにいうならば、
お金を儲けるには、お金を儲けることをしなければなりません。親鸞会の活動・財施をしてお金が儲かることはありません。会員はここさえ誤解しているでしょうが、当たり前のことです。親鸞聖人の御一生を見れば判りますが、親鸞聖人は亡くなられるまで生活に困窮されるような生活でした。
大学を優秀な成績で卒業するには、勉強するしかありません。親鸞会の活動をしても、成績上昇の何の足しにもなりません。学友部では、この辺りもマインドコントロールされて、卒業できない学生が多くいますが、愚かな思考です。
因果の関係で言えば、お金を儲けることも成績を上げることも、報土に往くことも同じなのですが、全く違うのが、自因自果か他因自果(この場合の他は阿弥陀仏)かということです。
高森会長の教えを信じて得られるものは、貧と恥のみです。
報土往生したいという気が少しでもあるのであれば、まずは高森会長を完全に見限ることです。
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コメント
少なくとも親鸞会講師のほとんどは、後生ではなく今生の名誉や見えを最優先して求めていますので、高森会長の教えがぴったりくるのだとおもいます。
最近、フェイスブックなどで公開されている講師部の法話で後生を問題にしている法話はありません。
おかもんの本とかはその象徴です。確かに、19願の入り口にも入っていないという高森会長の言葉は間違っていないとおもいます。
後生を問題にしたら、会に居れなくなりますので、残っている方もはやく親鸞会を卒業してもらいたいものです。
その退会後が重要ですが、親鸞会には直接何も言えないのに、立場の弱い親鸞会の退会者とわかるとマウントしてくるおかしな坊主もいますので、慎重に善知識を選んでもらいたいとおもいます。
個人的な意見ですが、所詮宗教団体の布教師などという因果な職業のものは多かれ少なかれ嘘つきですし、我執とプライドの塊です。
投稿: a | 2020年9月21日 (月) 21時21分
そういえば仏法を聴いていると他の利益もついてくるというようなことを教えていたと思います。
貸したお金が100倍になって返ってくるとかも。
今振り返ると、壺を高額で売りつけたりするのと同じ、ありきたりな宗教詐欺でした。
それでも悔しいことに正しい仏教知識がないと騙されるものです。
もう20年近く前、2chスレッドにご開祖は金銭的に貧しい生活だったということを書き込んだら
書き残されたお聖教が上質紙だったのでそんなことはないと返す者がおりましたが紙は寄進されたものだと思います。
投稿: 福岡県 | 2020年9月22日 (火) 11時19分
「雑毒の善も、善は善。やらないと善果は帰ってきませんよ。」とよく言われました。煩悩を満たすための行為はできても、浄土の善ができないと悩んでいたので、的外れな言葉でした。三願転入の教えが正しいと仮定しても、至心発願とある、19願に背く言葉と思います。確かに、世間の因果と混同していると思います。
ただ、高森さんは、三願転入の話の中で、阿弥陀仏に救われた時、一九願、二十願を進まされたのも、救われたのもすべて阿弥陀仏のお力だったとわかると、言っていました。こういうとこを聞くと、聖道門の教えと言われると違和感があります。
投稿: | 2020年9月23日 (水) 02時13分
名無し様
それが炭素とダイヤのたとえです。強縁によって救われたので、すべて阿弥陀仏のお力という説明です。宿善を厚くして下されるのも、19願を進むのも阿弥陀仏の縁であるという詭弁です。では何もしなくても良いはずですが、善に励まなければならないと言います。完全な矛盾です。因と縁を適当に誤魔化しているだけで、結局は自分の努力ということが必要なので、聖道門の理屈と同じです。
こういうと、善ができないと知らされるために善をするんだ、と言いますが、善をして善ができないと知らされるわけもないし、そう知らされるために善をする必要があるので、自分の因であろうが縁であろうが必ずあることになります。
投稿: 飛雲 | 2020年9月23日 (水) 07時21分
いつも有り難うございます。あまりにも分かりやすく、思わず一部抜粋させていただきます。
『高森会長の教えすべてが、自力であり疑情の教えですから、高森会長の教えを捨てることを自力を捨てることになるのです。
どうすれば救われますか?
このように会員や退会者からよく質問されますが、答えは、
高森会長の教えをすべて捨てよ
です。』
私も何人か知っている会員や退会者に、お伝えしたいと思います。
南無阿弥陀佛
投稿: 土見誠輝 | 2020年9月24日 (木) 06時57分