親鸞聖人が「信後絶対に出ない」と仰った心に満ち溢れている高森顕徹会長
高森顕徹会長が言っている自力と他力の水際について、聖教に掛かれていることとかけ離れていることは、ちょっと調べれば判る話です。ところがマインドコントロールのよく効いている会員は、聖教にどうあるかなど関係なく、高森会長を妄信している状態です。
そこで今回は、高森会長の言っている自力と他力の水際が、どれほどぶれているかを説明します。
古い会員なら知っている教学短冊、教学テキストの中に「信後絶対に出ない心100」という問答がありました。
高森会長が自信を込めて「信後絶対に出ない心」と水際を具体例ではっきりさせたのですが、教学聖典に代わってからは、「信後絶対に出ない心100」がなくなりました。会員は必死になって覚えた内容がいとも簡単に削除されました。その理由は、
信後に出る心があったから
というものでした。私はそれを聞いて愕然としました。「信後絶対に出ない心」が「信後に出るものもある」になった、つまり水際が移動したのです。絶対に動かない水際だったはずが、簡単に動いたのです。
高森会長の「信後絶対に出ない心」の自信は何だったのか。
何のことはない、自力と他力の水際が高森会長の中では定まっていないだけのことのなのです。
ちなみに親鸞聖人は「信後絶対に出ない心」を仰っているところがあります。
『末灯鈔』に
金剛心をとりて候はんひとは、よも師をそしり善知識をあなづりなんどすることは候はじ
と仰っています。高森会長はこれを、信心決定した人に対して善知識を謗ってはいけないと親鸞聖人が禁じられたお言葉と言っていますが、高森会長は古文の基礎が欠落しているのです。この意味は、
信心決定した人は、決して師を謗ったり善知識を侮るようなことはしない
です。「信後絶対に出ない心」だと親鸞聖人は仰っているのです。
ここで高森会長自身のことを見てみると、高森会長は18才で信心決定したと宣言し、華光会の伊藤康善師を師匠、華光会へ導いてくれた増井悟朗師を善知識と仰いできましたが、親鸞会を設立するにあたって両師と絶縁をし、
伊藤康善師をそしり増井悟朗師をあなづりなんどすること
を平気でするようなりました。
親鸞聖人が「信後絶対に出ない心」と仰ったことが、高森会長には「つねに出ている心」なのです。
親鸞聖人と高森会長とどちらが正しいのでしょうか。
会員にそう尋ねると、会員は話をずらしてこのように返してきます。
退会者は救われたと言いながら、高森先生のことを謗っているではないか。
噴飯物の反論です。退会者にとって高森会長は師でも善知識でもありません。かなり贔屓目に見ても、親鸞聖人における比叡山でしょう。普通に考えたら、曇鸞大師における道教でしょう、
高森経を梵焼して楽邦に帰したまひき
親鸞聖人とは無関係な宗教を親鸞聖人の教えと信じている会員は、本当に憐れです。
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コメント
「よも-あらじ」
意味
まさか、あるまい。決して、ないだろう。
古文の基本中の基本がわからない高森会長にお聖教が読めるはずもなし。
バカ森を信じているのは、日本人としては失格で、言語を持たない火星人レベルの知能なのでしょうね。
大学入試を突破してもバ火星人に成り下がる会員は哀れ。
投稿: 日本人 | 2019年1月26日 (土) 10時18分
こんにちは、Abcです。
>「親鸞聖人と高森会長とどちらが正しいのでしょうか。」
>会員にそう尋ねると、会員は話をずらしてこのように返してきます。
>「退会者は救われたと言いながら、高森先生のことを謗っているではないか。」
>噴飯物の反論です。
まぁ、そのように話をずらしますね。
『教学聖典(1)』には次のようにあります。
Q18 三業とは何か。 A18 身業 口業 意業
→これらは「私の乱れ心を繕う」という「自力」であるから捨てるようにいわれています。
Q20 に至っては、「浄土三部経」以外の『阿含経』(この経は阿含教の根本聖典です)がでてきますし、
Q26 人間の身口意の三業の実相を説かれた『大経』の仏語を書け
A26 心常念悪 口常言悪 身常行悪 曽無一善
→と「曽て一善なし」と答えのところに書いてあるのに「善をせよ」と「善をすすめる」ことは、この問いに背くものである。
Q30 人間の心と言葉の不実さを道破された釈尊のお言葉を『大経』の御文で示せ。
A30 心口各異 言念無実
→『歎異抄』ではこのことをもって
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」とこの「火宅無常の世界」であるかっらこそ「ただ念仏」のみを信知すべきであるとここに記されています。
Q35 善知識をおろそかに思うことが謗法罪になる、と仰った親鸞聖人のお言葉と根拠を示せ。
A35 善知識をおろかに思い、師をそしる者をば、謗法の者と申すなり。
→これこそ高森さん以外のなにものでもありません。
「釈尊は一心に帰命尽十方無碍光如来(名号)と称えて(称名して)安楽国を願生なさい。 と言われている」(天親菩薩)
・
・
・
「専らのこころにて安楽国に帰せよ」(善導禅師)
「偏えに安養に帰せよ」(源信僧都)
「義を交えるにあらざるによりて、選択本願に帰すべし」(源空聖人 法然上人)
「わがはからいを交えずに、弥陀の本願帰命すべし 故(かるがゆえ)に、自然法爾とは申すなり。」、「帰命というは、「帰せよの命」と申すなり。」(親鸞)
「やうもなく一心一向に弥陀に頼み(帰命し)たてまつりて」(蓮如上人)
と言われているところを、
「念仏ないから信心ひとつ」
「学校の教科書にて「親鸞は、念仏を信じて浄土にいくのだ」といっているがあれは間違いである」 (高森さん)
と「念仏」を亡き者にしているところがいただけないところです。
また、「完全否定」でなく「念仏はお礼」と「部分否定」としているところがハッキリしておらず、そのようなものが「信心はハッキリする!」と申されていても説得力がありません。
Abc
投稿: Abc | 2019年1月27日 (日) 16時11分
Abc様
親鸞会も「一向専念 無量寿仏」の言葉をよく出してきますが、「一向」という言葉の説明はよくなされますが、「専念」に関してはどこを見ても「専ら念じなさい」という説明さえもありません。たとえば
「阿弥陀仏一仏に向け、阿弥陀仏だけを一心に信じなさい。」
「阿弥陀仏一仏に助けてもらいなさい」
というように「念」の言葉を抜かして説明しています。まったく念仏が抜けた教え方です。さらさらと読むとまったく念仏が意識されず、専念も「郷里に帰って家業に専念した」という一般用例の国語の言葉のように見えてしまいます。
お聖経の言葉を引いていかにも説明しているようですが、余分な概念を放り込んできたり、省略したり、専念のように見えにくくしたりして、ねじ曲げています。それでも昔は「改変やねつ造は全体の半分以下かな?」と思っていましたが、最近では7割から8割は間違っているとわかってきました。特に怪しいのが「○○経によれば」とか「…と説かれている」というようなあたかも「根拠があるぞ」といった書き方の場合で断章されていたり、大きく改変されていたり、実際の経典にはない譬えだったりします。「○○経によれば、と書いておけばどうせそれ以上は調べる奴はいないだろう。ごまかし通せるだろう」とタカをくくっているのだと思います。
幸いなことにネットを少し検索すれば経典やお聖経の「漢文原典」「書き下し文」「現代文」が手に入ります(時に中国や台湾のサイトに飛ぶこともありますが)。飛雲様やAbc様が出される根拠の文なども原典で確認することができます。少しの労を惜しまずさえいれば、確認することは難しくありません。おかげさまで学生時代よりも漢文読解力や古文読解力が増しています(笑)
今後もご教化よろしくお願いします。
投稿: 園児 | 2019年1月27日 (日) 23時19分
日本人様
Abc様
園児様
高森会長には、国語の能力もなく、聖教も読んでおらず、それでいて適当なことを言って尤もらしく思わせる能力だけは長けています。
会員も退会者も、大なり小なり高森会長の影響を受けていますので、自ら聖教を読んで欲しいと思います。
そうすれば、高森会長の言っていることで正しい箇所は探さないといけないくらいしかないことに気がつくことでしょう。
投稿: 飛雲 | 2019年1月28日 (月) 22時12分
いつもお世話になってます。有り難うございます。信後絶対にでてこない心、そういえば、長ったらしいのがありましたね〜。当時は、たしか先輩に高森先生のみ心で長くて難しくて覚えられない人がいるから、無くしたと言っていて納得していたような気がします。なんでも、高森先生の「みこころ」でしたね。疑問と思わないところが怖いですね。
投稿: チュウビ | 2019年1月29日 (火) 20時39分
チュウビ様
他のことはともかく、信心についての内容が変わったことを、深い御心で全て片付けられたら不快だけでした。
投稿: 飛雲 | 2019年1月30日 (水) 21時21分