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2016年2月 6日 (土)

『なぜ生きる2』のトンデモ邪義39

高森顕徹会長は、自分の摩訶不思議な体験をもって、真実の信心だと思い込んでいるようですが、とんだ誤解です。高森会長が真実の信心を説明するときに必ず出すのが二種深信ですが、この内容が顕わされた文章と高森会長の信心は違います。

『なぜ生きる2』17章には、知りもしない七深信が説明もなく出されて、結論として

「七深信」を要約すると、こうである。
 第一の深信は「機の深信」と言われる。
 第二の深信を「法の深信」と言う。
「法の深信」を五つに開かれたのが[三]から[七]の深信であるから、「七深信」は「機・法、二種の深信」となる。

と説明しているだけです。

法話や講義、そして著書の中で七深信について触れたことがないので、これ以上の説明は不可能でしょう。
というよりも、元々は6年前のmixiでの三願転入の法論の中で、高森会長が全く知らなかった七深信の中の第三深信を出されて、高森会長がしどろもどろになった大失態を、『なぜ切る2』に載せておいて、本当は前から知っていたんだぞ、と誤魔化したいだけのことです。

第三深信については次回述べることとして、今回は根本の二種深信について、高森会長の摩訶不思議な体験とは明らかに異なっていることを説明します。

二種深信については、親鸞会でも引用されるのが、『教行信証』信巻にだけある

一つには、決定して深く、自身は現にこれ罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかたつねに没し、つねに流転して、出離の縁あることなしと信ず。
二つには、決定して深く、かの阿弥陀仏の四十八願は衆生を摂受して、疑なく慮りなくかの願力に乗じて、さだめて往生を得と信ず。

です。
ところが善導大師は他の表現でも二種深信を仰っていて、それは『教行信証』の行巻と信巻の二か所に引かれています。

自身はこれ煩悩を具足せる凡夫、善根薄少にして三界に流転して火宅を出でずと信知す。
いま弥陀の本弘誓願は、名号を称すること下至十声聞等に及ぶまで、さだめて往生を得しむと信知して、一念に至るに及ぶまで疑心あることなし。

前者が一か所で、後者が二か所で紹介されているから、単純に後者の方が重要という話ではありませんが、少なくとも、親鸞聖人は後者の二種深信を重要視されていたので、それを知らない高森会長は、『教行信証』を全く読んだことがないとここでも判明します。

内容については、前者よりも後者の方が、より明確になっています。
簡単にまとめると

機の深信は、自分が今までやってきた程度の善では出離できない、と信知すること。
法の深信は、阿弥陀仏の本願は念仏で必ず往生できる、と信知すること。

こういうことです。もっと簡潔に言うと、

善では出離できない、念仏によってのみ出離し往生できる、と信知する

これが真実の信心だと言うことです。
善導大師のことを念頭におけば、

聖道門では出離できない、阿弥陀仏の18願念仏によってのみ往生できる、と信知する

と言い換えることもできます。

高森会長の言うような、摩訶不思議な体験とは大いに異なっていることがお判りでしょうか。

要するに、念仏1つで助かる、と深信したのが二種深信だということです。

ですから、念仏1つで助かると言っても、信心1つで助かると言っても、同じことなのです。念仏と信心が別ものとしか考えられないから、摩訶不思議な信心が、突然どこからか自分の心の中に飛び込んでくるとしか思えないのでしょう。
まるで神の啓示のようにしか説明していないところが、親鸞会は異安心集団だという証明になります。

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コメント

名号から信心に移る経緯を「聴聞」一つで説明されると、ピッタリ”死ぬまで求道”の穴に落ち込みます。
ここを説明してこそ善知識と思います。信心に振り回されると苦しむだけになります。

投稿: | 2016年2月19日 (金) 09時12分

名無し 様

信心というよく判らないものを追い求めていくと死ぬまで求道になるのは、高森会長がいっているような信心がないからです。
信心をさとりや神の啓示のように思っているうちは、永久に求道になってしまいます。

投稿: 飛雲 | 2016年2月24日 (水) 06時28分

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