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2015年10月15日 (木)

『なぜ生きる2』のトンデモ邪義22

先日の親鸞会報恩講(二千畳10周年)の中で、高森顕徹会長はこんなことを言っていたそうです。

親鸞聖人の教えを伝えれば、二千畳は狭くなる

これは本心で言っているのか、ギャグなのか、判りかねますが、実に面白い発言です。

正本堂落慶法要の時が、参詣人数が8,000人強で過去最高でした。その後10年かけて年々参詣人数が減り続けています。この現実を知っていれば、年々二千畳が広くなっているのですから、高森会長は親鸞聖人の教えを伝えていないと告白したことになります。

これだけの教義批判から逃げ続けているのですから、会員が教義の間違いに気が付いて参詣人数が減っていくのは、当然の結果です。親鸞会を辞めることなど一度も考えたことのない何十年来の幹部が、次々に退会していく最大の原因は、”高森会長が親鸞聖人の教えを伝えていない”ことです。

さて、『なぜ生きる2』の12章と13章は、高森流”王舎城の悲劇”の話をぐだぐだと書いていますが、その内容が間違っていることもさることながら、韋提希の獲信について取り上げていること自体が、高森会長が親鸞聖人の御著書を読んでいない証拠になっています。アニメまで作って、韋提希の話が親鸞聖人の教えの真髄のように思っているのが、高森会長を初め、親鸞会の会員ですが、それは間違いです。

なぜなら、親鸞聖人は韋提希の獲信の話をどこにも紹介されていません。正確に言えば、韋提希が獲信した事実について仰ってはいても、韋提希がどのような経緯で獲信したかについて、親鸞聖人は紹介されていません。親鸞会流の言い方をすれば、韋提希の求道の道程を親鸞聖人は、仰っていないのです。もっと言えば、『観無量寿経』を直接引用されて説明されている箇所自体が、ほとんど見当たりません。
これも親鸞会流の言い方をすれば、親鸞聖人は『観無量寿経』についてほとんど隠されたと言えるのです。

親鸞会の講師部員や会員に、このことを話すると絶句するのですが、これが事実です。

親鸞聖人が、獲信の経緯、もしくは”求道の道程”を詳しく紹介されているのは、阿闍世についてです。大部な『教行信証』全体の約1割、信巻でいえば約4割を、『涅槃経』に説かれた阿闍世の話に費やされています。親鸞聖人は韋提希ではなく、阿闍世の獲信こそが、阿弥陀仏の救いを我々に最も判るように表現された善巧方便とされたのです。

もちろん、阿闍世に三願転入を説かれていませんし、善を勧められてもいません。親鸞聖人の教えに、三願転入の道程も不要で、善の勧めもないことが、阿闍世の話からも判ります。

ちなみに、親鸞聖人は18願を善巧方便とされていることは、これまで何度も述べてきましたが、18願が真実そのものではない証拠に、韋提希にも阿闍世にも、18願の願文を釈尊は説かれることなく、二人とも獲信しています。真実の智恵を体得された仏方は、衆生を様々な方法で導くことが可能なので、「種々に善巧方便し」なのです。

要するに、”王舎城の悲劇”をアニメや本で紹介するなら、阿闍世を主人公にしなければ、親鸞聖人の教えを伝えているとは言えないのです。それで、二千畳は広くなる一方です。

今回は、難しい根拠を出すことなく、高森会長が親鸞聖人の教えに疎いことを簡単に説明しました。『なぜ生きる2』の12章と13章の間違いを事細かに説明するまでもないのですが、妄想を信じている会員もありますので、後日、解説をしておきます。

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コメント

しかしあの団体は方便でも要らないです。

投稿: | 2015年10月17日 (土) 22時33分

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