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2015年8月 3日 (月)

『なぜ生きる2』のトンデモ邪義12

親鸞会からは、史上最悪の悪知識認定されている私ですが、高森顕徹会長も講師部員も、誰一人として私に法論を申し込むことはしません。私が法論を書面で正式に申し込んでも頑なに拒絶されています。自分たちが正しいという自信がないからです。

難しい根拠で詭弁を使っているから、法論しないのだと見苦しい言い訳を言っていますが、もし私が詭弁を使っているのなら、その詭弁を暴けば済む話ですが、それもできません。難しいといっている根拠の解説も全くできません。

60数年布教してきた高森会長と、一流大学出身の講師部員が束になっても、このざまです。

さて、『なせ生きる2』11章の最初にこうあります。

 十九願を要門・仮門と言われるのは、弥陀が十方衆生を通らせて、目的地である十八願(奥座敷)無碍の一道へ誘引するに、重要かつ肝要で必ず通さねばならぬ仮の門(教え)であるからだ。

その根拠として出したのが、『一念多念証文』の

おほよそ八万四千の法門は、みなこれ浄土の方便の善なり。これを要門といふ。これを仮門となづけたり。
この要門・仮門といふは、すなはち『無量寿仏観経』一部に説きたまへる定善・散善これなり。定善は十三観なり、散善は三福九品の諸善なり。これみな浄土方便の要門なり、これを仮門ともいふ。この要門・仮門より、もろもろの衆生をすすめこしらへて、本願一乗円融無碍真実功徳大宝海にをしへすすめ入れたまふがゆゑに、よろづの自力の善業をば、方便の門と申すなり。

と『浄土和讃』の

臨終現前の願により
 釈迦は諸善をことごとく
 『観経』一部にあらはして
 定散諸機をすすめけり

です。
短いですし判りやすいので、今回は先に『浄土和讃』の方を説明しますと、

19願によって釈尊は諸善を悉く『観無量寿経』の中に説かれて、定散諸機に諸善を勧められた

ということです。

最近、親鸞会では「定散諸機をすすめけり」の解釈として、

定散諸機になるように勧められた

諸々の衆生を「定散諸機」に育て上げ、その定散諸機を選択の願海に教え勧め(進め)入れられた。

と必死に言い張っていますが、古語と現代語の使い方を混同し曲解しているお粗末さです。

まず、同じ『浄土和讃』で18願について仰った

至心・信楽・欲生と
 十方諸有をすすめてぞ
 不思議の誓願あらはして
 真実報土の因とする

にも、「十方諸有をすすめてぞ」とありますが、これを

十方諸有になるように勧められた

諸々の衆生を「十方諸有」に育て上げ、その十方諸有を選択の願海に教え勧め(進め)入れられた。

と解釈するのは、親鸞会でもさすがに無理のようですが、同じ文法ですから、

十方諸有に勧められた
定散諸機に勧められた

としか訳すことができません。
同じ文法として法然上人のお言葉を記した『勅修御伝』には

上人の給はく、「口伝なくして浄土の法門を見るは、往生の得分を見うしなふなり。其故は極楽の往生は上は天親竜樹をすゝめ、下は末世の凡夫十悪五逆の罪人まですすめ給へり。しかるをわが身は最下の凡夫にて、善人をすゝめ給へる文を見て、卑下の心おこして、往生を不定におもひて、順次の往生を得ざるなり。しかれば善人をすゝめ給へる所をば善人の分と見、悪人を勧め給へる所をば我分と見て得分にするなり。かくのごとくみさだめぬれば、決定往生の信心かたまりて、本願に乗じて順次の往生をとぐるなり。」

とあります。どんな屁理屈を考えようとしても、

善人をすゝめ給へる」「悪人を勧め給へる」はそれぞれ

善人に勧められた
悪人に勧められた

以外には訳しようがありません。

次に「定散諸機」の対義語が「逆悪の機」です。

『正信偈』に

定散と逆悪とを矜哀して

とある通りです。蓮如上人も『正信偈大意』に

されば定散の機をも五逆の機をも、もらさずあはれみたまひけりといふこころなり。

と仰っています。「逆悪の機」を「五逆の機」で代表させて書かれてはいますが、簡単な言葉で言い換えれば、善人と悪人ということです。

ですから最初の和讃は

19願によって釈尊は諸善を悉く『観無量寿経』の中に説かれて、善人に諸善を勧められた

となりますし、上記の法然上人のお言葉と同じで、

龍樹菩薩や天親菩薩のような善人に勧められた所(定散二善)を龍樹菩薩や天親菩薩のような善人の分と見て、最下の凡夫の悪人に勧められた所(念仏)を最下の凡夫の悪人の分と見てゆけば、信心決定し、往生できる、

ということです。

この簡単な理屈を、故意に捻じ曲げて、全人類は極悪人で、その極悪人に善人になるように勧められたのが19願、定散二善だ、という支離滅裂なことを平気で言っているのが、高森顕徹会長です。

本来ならこんなに長々と説明する必要はないのですが、支離滅裂思考を信じている現会員のために、丁寧に説明しておきました。

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コメント

高学歴の講師陣も落ちぶれたものだ。悪口ばかり吹聴しながら反論もできないなんて、生きてて恥ずかしくないのか?難しい根拠って、ただお前らが知らないだけだろ。言い訳のレベルが低すぎるわ!

投稿: | 2015年8月 3日 (月) 22時04分

思えば30数年前『親鸞聖人の教えに善の勧めは、ない(本願寺)ある(親鸞会)』において「善の勧めがないはずがない」と閉鎖された団体に培養されてきました。当時から言えるのは、高森会長に真宗教義の基礎すらなかったこと。対策員(その役割を果たしていない)及び会長の妄想に付き添い拡散することを使命とする講師方、正常な頭があれば自分が何をすべきか、分るでしょう。

投稿: | 2015年8月 4日 (火) 03時06分

「法論を頑なに拒絶する親鸞会」ということについて、約2年前のことを思い出しました。
その頃私は高森会長を人生の師と仰ぎ、「身命を賭して、破邪顕正に突撃しなければならない。」(白道燃ゆp253)の会長の教導になんとか応えられないかと常に考えていました。
その夏、親戚の法事に行き、お東の僧侶が読経後の法話で「故人は今お浄土に往かれ、仏になる修行をされております・・・・・」と話すではありませんか。それを聞いた私は「念仏の衆生は横超の金剛心を窮むるがゆゑに、臨終一念の夕べ、大般涅槃を超証す。」(教行信証信巻)の聖人の教えと違うではないかと思い、その後の会食で僧侶に問いただしました。
お東の僧侶は「それは第11願に根拠がある・・・・・」と訳の解らないことを言い出します。その後いろいろやり取りをして行くうちに歎異抄の話となり、「歎異抄をひらく、あれはダメな本だ」と言い出すではありませんか。当然私は腹が立ちましたが、親戚の法事の酒席なのでその場は引き下がりました。
しかし帰宅してもその僧侶に対する腹立ちが収まらず、僧侶へ破邪顕正の手紙を出そうと思いました。手紙を書き上げ、提示するご文や解釈に誤りはないか、その添削を一流大学出身の講師部員(弘宣部所属)にメールでお願いしました。
その返信メールが、「教えをねじ曲げ、『ひらく』の悪口をいう住職を破邪したいという情熱は大変、素晴らしいと思いますが、妨害ビラを蒔いたり、ネットにはびこる群賊悪獣とつるんで、どんな卑劣な妨害に出てくるか、わかりません。・・・・・」で、添削はしてもらえず、手紙を出すことも勧めない内容のものでした。
結局私は手紙を出すことを諦めましたが、何か腑に落ちないものを感じていました。
その1年後、私は親鸞会の誤りを知り除名となりましたが、5年前より親鸞会がネット上の法論で大惨敗し、法論を避けるようになっていったことを考えると、その一流大学出身の講師部員からの返答も理解できます。
親鸞会は破邪顕正されることを恐れ、「いかなる法論も受け付けません」と方針を180度転換したのではないでしょうか。

投稿: どら焼き | 2015年8月 5日 (水) 16時19分

親鸞会の勧めていた信心の沙汰が、皮肉にも退会者ブログにて展開されるとは。教義の誤りの指摘から求心力の低下、幹部退会者の続出、財務の悪化。後、代表の死去・二代目の継承が上手くいかなければ存続は中学生でも分るような。

投稿: あらいぐま | 2015年8月 5日 (水) 21時47分

どら焼きさんのお話 なんとなく胸が痛みます。在会か、退会か悩んだあの親鸞会が・・・

投稿: | 2015年8月 5日 (水) 21時51分

法論をさけているっぽいのが分かったので、それは不審に思いました。
何故か法論でなく顕真に一口問答が連載される。
でも納得出来ない。しかも途中で終わる。

投稿: | 2015年8月 5日 (水) 22時02分

飛雲さんが、史上最悪の悪知識なら『破邪』しないでどうする。「破邪顕正しないのは仏の仇」では」なかったのか。

投稿: あらいぐま | 2015年8月 6日 (木) 18時48分

久しぶりに訪れてみましたが新たな退会者、新たな会員、顔ぶれは少々違ってますけど構図は変わりませんね。

会員が真面目な一般会員であることを祈るばかりです。それならあと2、3ヶ月で退会できるでしょうから。

私がそうだったように、批判サイトだけではなく親鸞会以外の聴聞に行ってはどうでしょう。私が会に疑問を持った時、20歳やそこらでしたがケコウカイに1人で聴聞に行きましたよ。後生の一大事でしたからね。
何が真実で何が嘘か、比較したらわかっちゃうもんなんですよ。教学力なくてもね。

では失礼しました。

投稿: 懐かしい。 | 2015年8月 9日 (日) 03時46分

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