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2015年3月10日 (火)

5年前の三願転入の法論で高森顕徹会長が大惨敗した最大要因「欣慕浄土の善根」

親鸞聖人の御著書さえ読んだことがない高森顕徹会長が、善導大師の御著書について知る筈もありませんが、コメント欄で質問がきていましたので、少し解説しておきます。

善導大師が『観無量寿経』に説かれた定散二善の解釈について、親鸞聖人は「欣慕浄土の善根」と仰っています。そのことを、『教行信証』化土巻・隠顕釈には、

釈家の意によりて『無量寿仏観経』を案ずれば、顕彰隠密の義あり。顕といふは、すなはち定散諸善を顕し、三輩・三心を開く。しかるに二善・三福は報土の真因にあらず。諸機の三心は自利各別にして、利他の一心にあらず。如来の異の方便、欣慕浄土の善根なり。これはこの経の意なり。
すなはちこれ顕の義なり。

(現代語訳)

善導大師の解釈された意向にしたがって『観無量寿経』をうかがうと、顕彰隠密の義がある。その顕とは、定善・散善のさまざまな善を顕わすものであり、往生するものについて上・中・下の三輩を区別し、至誠心・深信・回向発願心の三心を示している。しかし、定善・散善の二善、世福・戒福・行福の三福は、報土に生れるまことの因ではない。三輩のそれぞれがおこす三心は、それぞれの能力に応じておこす自力の心であって、他力の一心ではない。これは釈尊が弘願とは異なる方便の法として説かれたものであり、浄土往生を願わせるために示された善である。これが『観無量寿経』の表に説かれている意味であり、すなわち顕の義である。

とあります。釈尊が『観無量寿経』で定散二善を説かれたのは、浄土往生を願わせるためであったと善導大師は解釈なされ、それに親鸞聖人は従われているのです。浄土を願っていない人に、浄土を願わせるのが目的である、ということで、つまりは聖道門の人に浄土を願わせるために定散二善が説かれたことになります。親鸞聖人の論理はこれで一貫しています。

元の善導大師のお言葉は、『散善義』深心釈にあり、『教行信証』信巻と化土巻にも引かれています。

また決定して深く、釈迦仏この『観経』に三福九品・定散二善を説きて、かの仏の依正二報を証讃して、人をして欣慕せしむと信ず。

(現代語訳)

また、釈尊は『観無量寿経』に、世福・戒福・行福の三福、浄土を願うもののそれぞれの資質、定善・散善についてお説きになり、浄土や阿弥陀仏および聖者たちをほめたたえて、人々に浄土を求めさせておられるのであると、疑いなく深く信じる。

七深信の第三深信と呼ばれる部分です。
要するに、定散二善は実践させることに意味があるのではなく、浄土を願わせるための手段に過ぎないのです。もちろん19願も同じです。

この善導大師の解釈について同じく化土巻に

これみな辺地・胎宮・懈慢界の業因なり。ゆゑに極楽に生ずといへども三宝を見たてまつらず。仏心の光明、余の雑業の行者を照摂せざるなり。仮令の誓願(第十九願)まことに由あるかな。仮門の教、欣慕の釈、これいよいよあきらかなり。

(現代語訳)

これらはみな自力の行であって、 辺地・疑城胎宮・懈慢界といわれる方便の浄土に生れる因なのである。 だから、 浄土に生れても仏を見たてまつることができず、 教えを聞くことができず、 菩薩や声聞たちを見ることもできない。 阿弥陀仏の光明は自力の行をまじえるものを照らしおさめることはないのである。第十九願を方便の願とするのは、まことに意味深いことである。釈尊が『観無量寿経』に定善・散善を説かれ、善導大師がこれは浄土を慕い願わせるための方便の教えであると解釈されたおこころが、いよいよ明らかに知られるのである。

とあります。19願、定散二善の実践に励んでも化土往生しかできないが、ではなぜそんな教えを説かれたのかと言えば、欣慕のためである、ということです。

また『三経往生文類』にも、

観経往生といふは、修諸功徳の願(第十九願)により、至心発願のちかひにいりて、万善諸行の自善を回向して、浄土を欣慕せしむるなり。

とやはり同じことを仰っています。
浄土を願っていない聖道門の人には、浄土を願わせる欣慕浄土善根必要です。浄土を願わない者が往生することはないからです。そのための19願、定散二善という方便だと親鸞聖人は繰り返し仰っているのです。

信心決定するために、定散二善の実践が必要であるとか、そんな奇妙奇天烈摩訶不思議な論理は、高森会長と親鸞会以外のどこにも存在しません。

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