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2014年8月 6日 (水)

高森顕徹会長と親鸞会は、今後どこまで教義を修正してくるか

某大手新聞社が、過去の誤報を認めたと話題となっています。国際問題にまで発展し、未だに尾を引いている一連の報道ですが、その一部ではあっても、間違いを認めたことに時代の変化を感じます。このブログで、その報道内容についてどうこう言うことは一切しませんが、他の新聞社や週刊誌、インターネット、更には首相からも激しく非難され、販売部数が減った結果として、間違いを一部認めざるを得なくなったと思われます。

同じことが高森顕徹会長、親鸞会でも言えます。
無二の善知識、完璧な教学、法論無敗を大きく宣伝してきた高森会長と親鸞会は、ここ数年の猛烈な教義批判に屈し続けています。

最近の法論は、すべて高森会長と親鸞会の惨敗です。mixiでの三願転入の法論も、某巨大掲示板での多くの法論も、当ブログを含めたブログ上での法論も、またアマゾンのレビューでの法論も含めれば、数十回の法論が記録として残っていますが、一度として親鸞会側が勝ったことがありません。
『なぜ生きる2』の新聞広告が、おまけ程度になっているのもその影響ですし、法論で醜態を晒した講師部員が処分されたりしています。
どんな詭弁を使おうとも、退会者の反論には為す術がないのが現実です。
このようなことから、間違いを表明することはしませんが、教義を少しずつ修正してきているのは事実です。

若不生者」の「」は、信楽に生れるの意であって、死後に浄土に生まれるの意ではない、とあれだけ言い続けていたのに、それを翻したことは、皆さんご存知のことと思います。
また、「白道」の意味を、信前の求道としていたのが、親鸞聖人の教えられ方では信後であるが善導大師の教えられ方では信前になると言ったりもしています。もちろん、それも間違いですが、少なくとも高森会長の言っていることは親鸞聖人の教えられ方と異なると認めています。
他には、「後生の一大事」の意味を、必堕無間一辺倒から、信前は必堕無間、信後は往生の一大事に変わり、更には往生できるかどうかの一大事へと変化しています。その必堕無間自体も、最近では言わなくなってきています。

高森会長の言っていることは、悉く間違っているのですが、特に重要な点については以下にまとめてあります。

いつもの14項目

1.獲信していない人の死後はどうなるか

親鸞聖人 六道輪廻(19願・20願の同行は化土往生)
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高森会長 必堕無間

2.五逆罪・謗法罪について

親鸞聖人 造っている人と造っていない人がいる
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高森会長 造っていない人はいない、全ての人は生まれながらに造っている

3.善人と悪人について

親鸞聖人 善人と悪人とがいる
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高森会長 善人はいない、すべての人は悪人である

4.獲信のために善は必要か

親鸞聖人 念仏1つ、獲信に善は不要
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高森会長 善をしなければ絶対に獲信できない

5.白道とは

親鸞聖人 自力の心にあらず
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高森会長 自力

6.定散二善について

親鸞聖人 定散二善を捨てよ
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高森会長 定散二善をせよ

7.19願について

親鸞聖人 19願を捨てよ
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高森会長 19願を実践せよ

8.宿善について

親鸞聖人 過去世の善根の厚薄と、往生・獲信とは関係ない
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高森会長 過去世の善根の薄い者が、そのままで往生・獲信することはありえない

9.機の深信について

親鸞聖人 自力では出離できない
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高森会長 逆謗の屍と必ず知らされる

10.法の深信について

親鸞聖人 往生ほどの一大事、凡夫のはからふべきことにあらず
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高森会長 浄土往生が火に触ったよりも明らかに知らされる

11.善知識に無条件服従しなければならないか

親鸞聖人 法に従うのであって、人に従うのではない
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高森会長 善知識に無条件服従せよ

12.因果の道理について

親鸞聖人 罪福の因果を信じることは自力・仏智不思議を疑う心
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高森会長 因果の道理を深信しなければならない

13.三願転入について

親鸞聖人 聖道門の人を浄土門に導く方便が19願であり、19願の勧めはない
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高森会長 全人類は19願から始めなければならない

14.「一向専念無量寿仏」について

親鸞聖人 諸善を廃して念仏1つになること
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高森会長 阿弥陀仏1仏に向かって諸善をすることも含む

『歎異抄』について

第1章

1.「ただ信心を要とす」の「信心」とは

親鸞聖人 「ただ念仏で往生できる」と信じた心
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高森会長 「助かった」とハッキリした心

2.「本願を信ぜんには他の善も要にあらず」とは

親鸞聖人 本願に救われるには善は不要
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高森会長 救われたなら善は不要だが、救われる前には善が勧められている

3.「悪をもおそるべからず」とは

親鸞聖人 本願に救われるのに、悪が妨げになることはない
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高森会長 悪を恐れ不安になるのは、地獄一定の悪人と知らされていないからだ

第2章

4.「ただ念仏して」の「ただ」とは

親鸞聖人 念仏一行
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高森会長 びっくり仰天

5.「総じてもつて存知せざるなり」とは

親鸞聖人 念仏が浄土に生れる因なのか地獄に行く因なのかを知る智慧を持っていない
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高森会長 知り過ぎた知らん

6.「弥陀の本願まことにおわしまさば」は仮定か断定か

親鸞聖人 仮定
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高森会長 断定

第3章

7.「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」とは

親鸞聖人 善人ではなく悪人のために18願を建てられた
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高森会長 「悪人」とは、全人類のことであり、「人間」の代名詞にほかならない

今後、どこまで修正してくるかは判りませんが、善の勧めだけは、親鸞会が消滅するまで言い続けることでしょう。

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法論」カテゴリの記事

コメント

仏道を求めて来ましたが、親鸞会の方に教えて頂く、阿頼耶識、必堕無間地獄と因果の道理がどうしても、自分の中に入って来ず、親鸞会に入会できませんでした。
飛雲さんの記事を拝読して、細かい教義のことは、私にはよくわからない部分もありますが、「念仏一つで救われる」ということに、より確信が持てました。ありがとうございました。

投稿: 匿名 | 2014年8月 6日 (水) 09時10分

匿名 様

>親鸞会の方に教えて頂く、阿頼耶識、必堕無間地獄と因果の道理がどうしても、自分の中に入って来ず

それは良かったと言うべきです。
阿頼耶識、必堕無間地獄と因果の道理に魅かれて親鸞会に嵌り込む人もいますので、何が良いかは人それぞれです。
教義の細かいことは、時間ができた時に勉強されればよろしいかと思います。
兎にも角にも、喜ばしいことです。

投稿: 飛雲 | 2014年8月 6日 (水) 21時35分

匿名さま

それは、よかったです。
とにかく飛雲さんのリンク先にいろいろ教えがありますので、好きなところから聞かれたらいいと思います。
一日も早く解決できることを祈っております。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

追伸
飛雲さんへ
先日の安心問答の後方支援ご苦労様でした。
引き出しがたくさんあるので感心しております。

投稿: とくよしみね | 2014年8月 6日 (水) 22時41分

匿名様
親鸞会に入っても本当の親鸞聖人の教えは分かりません。
仏法を聴聞すれば、鏡に映されるように本当の自分の姿が知らされますが
親鸞会は、一人一人に目隠しをして意味のない恐怖心を与えて、言葉責めすることで
自分の姿を見せなくして、お金を引き出す、、そんなところです。
本当に入会しなくてよかったです。

投稿: 愚愚流 | 2014年8月 6日 (水) 23時13分

朝日にしろ親鸞会にしろ修正するとは言っても単なるその場凌ぎに批判を交わすのが目的で
根本的なところは殆ど変化はないようですね

投稿: | 2014年8月 8日 (金) 10時54分

ところで、先だって掲載された一口問答に関連して、質問しようと思いつつ機会を逸していたことが一つあります。
あの会のアニメ第二部にも出てきた「信心同異の諍論」の元になった『御伝鈔』の記述に、「信心のかはりあうておはしまさんひとびとは、わがまゐらん浄土へはよもまゐりたまはじ。」と、法然上人が御自身の浄土往生を確信しているととれるような部分があります。このことを会員或いは講師部員の誰かが言ってこないかと思っていたのですが、言っていないようです(もしかしたら「親鸞会を脱会した人(したい人)へ」の上での法論で出てきていたかもしれませんが、あそこでの会側の言い分のところ、何しろあまりにも長すぎて私は読みきれなかったのです…)。この部分はどのように解釈すればいいのでしょうか。
細かいことを言うようですが、どうかよろしくお願い致します。

投稿: あずきあらい | 2014年8月 9日 (土) 18時32分

あずきあらい 様

法然上人の件は、脱会ブログでも取り上げられていました。
その時は、法然上人は還相の方ですから法然上人が浄土往生の確信があって当然というものでした。
言い方としては、これでもいいですが、違う観点から説明すると、これは法然上人に限らず獲信者ならこのように言ってもおかしいことではありません。浄土の確信、という言葉に迷わされていますが、浄土自体が判るのではなくても、
本願に帰した=本願に誓われた通り浄土往生できる
ですから、浄土往生を間違いないと思っています。従いまして、「わがまゐらん浄土へはよもまゐりたまはじ。」と獲信者が言うことは変でもなんでもありません。
ニュアンスの問題です。

投稿: 飛雲 | 2014年8月 9日 (土) 20時12分

飛雲様

ありがとうございます。
要するに「自分自身の力で浄土往生を確信できるのではないけれど、阿弥陀仏が本願で浄土往生させる、と誓っていて、その本願に帰した以上は往生間違いなし」…というようなことなのでしょうか。阿弥陀様は嘘をつく筈がないのですから…。
もしこのようなことだとしても、会長をはじめとする会員の皆さんにはなかなか分かってもらえないんだろうなあ、なんて思ったりもしますが…「信心決定」とか「獲信」とかいうのをものすごい宗教体験のように思いすぎ(会員時代の私もそうでしたが)というか、「機の深信」同様「法の深信」も何か勘違いしているというか、そんな感じがします。
そういう私もまだまだ分かっていない部分が多々ある、というか真実信を頂いている訳ではないので、今回のような疑問が出てきてしまうのかもしれません。まず脱会ブログ上の法論ももっときちんと読むべきなのでしょうが、前述のようにあまりにも長い上、やたらと上から目線で、「慇懃無礼とはこういう態度のことか」などとすっかり読む気が失せてしまいました。
まさか、わざとやっていたのでしょうか?相手が呆れて議論を放棄したところですかさず「勝利宣言」しようとして…。

投稿: あずきあらい | 2014年8月 9日 (土) 23時54分

あずきあらい 様

親鸞会にとって、法論で負けることは有ってはならないことです。勝てなくとも、負けていないことを演出する必要があり、あのような展開になっているのです。毎度毎度のワンパターンです。

投稿: 飛雲 | 2014年8月17日 (日) 21時48分

このようなサイトを作って頂きまして本当にありがとうございます。極近しい者が親鸞会にどんどんハマってしまい、ほとんどの生活時間とお金を親鸞会に捧げています。聴聞と勧誘、フェイスブック、ツイッター更新により、どんどん新たな犠牲者を増やしている状況です。とても良い人だけに何故にこんな所に簡単にハマってしまったのかと嘆くばかりです。いつかマインドコントロールが解けて帰ってきてくれることを願っております。

投稿: | 2014年8月23日 (土) 15時53分

最後の名無し 様

私も、かつて友人だった会員のことが哀れでなりません。願わくば、皆マインドコントロールが解けることを願っています。

投稿: 飛雲 | 2014年8月25日 (月) 06時30分

親鸞会批判の10箇条が載せてあるカテゴリーを教えて下さい。

投稿: パンダ | 2014年9月 6日 (土) 18時09分

パンダ 様

カテゴリーは「一口問答」です。

まだ全部載せていませんが、

「浄土真宗親鸞会は、親鸞聖人のみ教えと同じか?」
http://sinrankaix.exblog.jp/

にまとめてあります。

投稿: 飛雲 | 2014年9月 7日 (日) 21時34分

ありがとうございます。読ませて頂きます。

投稿: パンダ | 2014年9月 7日 (日) 22時22分

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