大胆な嘘の高森式三願転入論を簡単に論破する根拠
大胆な嘘を何十年も平気でつき続けている人や団体のことを、皆んさんも耳にされることがあると思いますが、高森顕徹会長、親鸞会も同じ類です。高森会長とその取り巻き達も、高森式三願転入論が間違っていることなど、当然知っているのですが、親鸞会存続のためには、嘘をつき続けなければならないのです。もともと親鸞聖人の教えを正しく伝えようとか、真実信心には、興味がないからです。
こんな大胆な嘘に付き合わされる会員は哀れですが、高森式三願転入論を簡単に論破するには、下品下生の往生についての説明が最も効果的と思います。
結論だけ先に言えば、下品下生の往生とは、
過去世から今に至るまで善をしてこなかっただけでなく、平生に仏法さえ聞いたことのない者が、臨終に念仏1つを勧められて往生する
というものです。
19願を通ってもいないし、善を勧められてもいません。
根拠を以下にまとめてみました。
1.下品下生の者とは
不善業たる五逆・十悪を作り、もろもろの不善を具せん。
仏法・世俗の二種の善根あることなし。 ただ悪を作ることを知るのみ。
不善業たる五逆・十悪を作り、もろもろの不善を具す。
極重の悪人
五逆の罪人なり。
尋常の時ただ悪業を造りて往生を求めず
極悪深重の衆生
五逆・十悪の罪人
一生造悪の機なるがゆゑに、生れてよりこのかた仏法の名字をきかず、ただ悪業を造ることをのみしれり。
極重の悪人
2.どのようにして往生する
命終らんとするときに臨みて、善知識の種々に安慰して、ために妙法を説き、教へて念仏せしむるに遇はん。(中略)かくのごとく心を至して、声をして絶えざらしめて、十念を具足して南無阿弥陀仏と称せしむ。
命終らんと欲する時、善知識の、教へて阿弥陀仏を称せしめ、勧めて往生せしむるに遇ふ。 この人教によりて仏を称し、念に乗じてすなはち生ず。
他の方便なし。ただ仏を称念して、極楽に生ずることを得
臨終の十念に罪滅して生ずることを得。
臨終の時はじめて善知識に遇ひてすなはち往生を得。
他の方便さらになし ひとへに弥陀を称してぞ 浄土にうまるとのべたまふ
やまふのくるしみにとぢられて、こころに弥陀を念じたてまつらずは、ただ口に南無阿弥陀仏ととなへよとすすめたまへる
弥陀の本願は、とこゑまでの衆生みな往生すとしらせんとおぼして十声とのたまへるなり。
臨終のときはじめて善知識にあひて一念・十念の往生をとぐ
他の方便なし、ただ弥陀を称して極楽に生ずることを得よ
※なお、往生が定まるのは臨終に限るものでなく、最悪の状況を顕わされたものです。
『浄土真要鈔』
これあながちに臨終を賞せんとにはあらず、法の不思議をあらはすなり。もしそれ平生に仏法にあはば、平生の念仏、そのちからむなしからずして往生をとぐべきなり。
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コメント
高森会長に、「会員の生涯が苦しみに埋め尽くされても知らん」という悪意があるのは判るのですが、取り巻きの幹部講師は何を考えているのか判りません。
やはり類は友を呼ぶという通り、会長に似た悪人が会の中で出世していったのでしょうか。
高森会長の教えは最初から非仏法ですから心ある人は去り、心なき者が残った思えば納得はできます。
飛雲さんはどう思われますか?
投稿: | 2014年2月11日 (火) 21時48分
名無し 様
悪徳企業と知らずに就職し、役員になってから、その悪どさに気が付いた、というところです。
今更、逃げ出すわけにもいかず、一方で、今の身分にもそこそこ満足しているし、所詮は嘘偽りの世の中だ。
そんなところだと思います。
投稿: 飛雲 | 2014年2月11日 (火) 22時04分
浄土真宗のものですが、いつも新鮮に読ませていただいております。ありがとうございます、南無阿弥陀仏。
投稿: teru | 2014年2月14日 (金) 19時49分
teru 様
コメントありがとうございます。
当ブログは、親鸞会の現会員と退会者向けに書いていますので、親鸞会に関わりの無い方には、理解しづらいところもあると思いますが、その点は御了承下さい。
投稿: 飛雲 | 2014年2月15日 (土) 08時31分