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2014年1月15日 (水)

一口問答(三願転入6)

親鸞会は相手の主張を理解しようという気がなく、主張をでっち上げて騒ぐことが非常に多いです。今回もコメント欄で一人、大騒ぎしていますが、一応私の主張をまとめておきます。
真実の行と真実の信がそろって、報土往生できます。
したがって、方便の行と方便の信を捨てよ、と親鸞聖人は教えられています。
真実の行とは念仏、真実の信は他力の信心、方便の行とは諸善、方便の信は自力の信心。

親鸞聖人は『教行信証』信巻にて善導大師の至誠心釈に独特の読み替えをなされて、

不善の三業はかならず真実心のうちに捨てたまへるを須ゐよ。またもし善の三業を起さば、かならず真実心のうちになしたまひしを須ゐて

と仰っています。「不善の三業」とは親鸞会の好きな雑毒の善のことで、諸善です。衆生が修する諸善は、阿弥陀仏が真実の心において捨てられたものですから、その通りに捨てよ、と言うことです。「善の三業」は阿弥陀仏が真実の心において成就されたものですから、それを頂きなさい、ということです。

更にはこれを親鸞聖人御自身のお言葉でこの後

しかれば、もしは行、もしは信、一事として阿弥陀如来の清浄願心の回向成就したまふところにあらざることあることなし。因なくして他の因のあるにはあらざるなりと、知るべし。

と仰っています。阿弥陀仏が回向してくださる行と信以外には往生の因は何もない、ということです。つまり、衆生の側での行と信は、往生のためには不要ということです。阿弥陀仏が回向される行は念仏、信は他力の信心のことです。

法然上人の三選の文においても同じで、方便の行と方便の信を捨てて、真実の行と真実の信をとりなさい、の意味以外にはある筈もありません。

よって、三選の文の「称名」は他力の念仏であることは、説明するまでもないことです。これを自力の念仏という人があれば、厳しく誡められたのが親鸞聖人です。
当ブログで何十回も述べてきたことです。

その上で、方便の行である「雑行」は、いつでも捨てることができると言っているだけです。方便の信である自力の信心は、自分では捨てることができません。
領解文でいえば、

もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御たすけ候へとたのみまうして候ふ。
たのむ一念のとき、往生一定御たすけ治定と存じ

になります。
それを繰り返し言っているのですが、敢えて曲解したいのでしょう、揚げ足をとるために。

では一口問答です。

問い

「雑行を捨てよ」とは、この悪い「自力の心」を捨てよということです。
 七高僧方が捨てよと言われるのも、「諸善」や「万行」のことではなく「自力の心」のことです。

答え

法然上人は「いはく諸行は廃せんがために説く、念仏は立せんがために説く。」(選択本願念仏集)と仰っています。あるいは「また念仏はこれ本願の行なり。諸行はこれ本願にあらず。」(同)とも仰っています。
これを承けられて親鸞聖人は、念仏と諸善とを比較なされて、「順逆対」「選不選対」「有願無願対」(教行信証行巻)と教えられました。念仏は本願に順じ選び取られた行ですが、諸善は本願に背いた捨てられた行である、とまで仰っています。
もう一つ言えば、「おほよそ浄土の一切諸行において、綽和尚は「万行」といひ、導和尚は「雑行」と称す。感禅師は「諸行」といへり。」(教行信証化土巻)ですから、七高僧方が捨てよと言われるのも、「諸善」「万行」のことです。

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コメント

飛雲さん、よくわかりました。方便の行と真実の行の選択は確かに自分でできます。
真実の行を選んでも方便の信では報土往生できないから、真実の行と共に真実の信を頂きなさいですね。
簡単な話ですが、訳のわからない高森氏の話をきいていたために、訳がわからなくなっていました。

有難うございました。

投稿: 紫の君 | 2014年1月15日 (水) 09時06分

紫の君 様

訳が判る話を、訳が判らない人が訳の判らない話をしたが故に、訳が判らなくなっただけのことです。

投稿: 飛雲 | 2014年1月16日 (木) 21時04分

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