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2013年12月16日 (月)

mixiでの三願転入の法論の際、高森顕徹会長が一撃でダウンした根拠

mixiでの法論で、最初から問題になっていた根拠が、『教行信証』化土巻・要門釈

しかるに濁世の群萌、穢悪の含識、いまし九十五種の邪道を出でて、半満・権実の法門に入るといへども、真なるものははなはだもつて難く、実なるものははなはだもつて希なり。偽なるものははなはだもつて多く、虚なるものははなはだもつて滋し。
ここをもつて釈迦牟尼仏、福徳蔵を顕説して群生海を誘引し、阿弥陀如来、本誓願を発してあまねく諸有海を化したまふ。

でした。
高森会長は後半部分の「ここをもつて釈迦牟尼仏、福徳蔵を顕説して群生海を誘引し、阿弥陀如来、本誓願を発してあまねく諸有海を化したまふ。」だけを取り出して、釈尊も阿弥陀仏も「群生海」「あまねく諸有海」という全人類に対して定散二善、19願を説かれたと言ってきました。
しかしそれは断章取義です。前半を無視しているのです。
前半部分を一言で言えば、聖道門の修行に行き詰った人のことです。
この前半部分を受けて、「ここをもって」ですから、定散二善、19願は誰の為に説かれたかが判るのです。

今回の『なぜ生きる2』にもこのお言葉が載っています。ところがその訳を敢えてしていません。ただ

 弥陀は十九願を建てて善を勧め、釈迦が一代、廃悪修善を説かれたのは、知った分かったの観念の遊戯ではなく、実地にやらせるためであったと、聖人は仰せになっている。
 以下はその文証である。

として、上記の御文を載せています。
誤魔化しもここまでくると、尊敬に値します。

仏教学も真宗学も学んでいない高森会長のために、なじみのない「半満・権実の法門」について、学問的に解説をしておきます。

半満」とは、半字教と満字教のことです。『涅槃経』にこのようにあります。子供に文字を教える時に、最初は半字を教えて、後で満字を教えるということから、釈尊もお弟子に半字教から満字教を教えていかれた、と。ここで、半字教は小乗教、満字教は大乗教という意味になります。
権実」とは、権教と実教のことです。大乗教の中で、権仮方便の教えと真実の教えとがあるということです。

半満・権実」は、二双四重の教判でいえば、竪出・竪超のことです。
『教行信証』化土巻

おほよそ一代の教について、この界のうちにして入聖得果するを聖道門と名づく、難行道といへり。この門のなかについて、大・小、漸・頓、一乗・二乗・三乗、権・実、顕・密、竪出・竪超あり。すなはちこれ自力、利他教化地、方便権門の道路なり。

(現代語訳)

 総じて釈尊が説かれた教えの中で、この世界で聖者となってさとりを得るのを聖道門といい、難行道という。この聖道門の中に、大乗と小乗、漸教と頓教、一乗と二乗と三乗、権教と実教、顕教と密教、竪出と竪超がある。これらはすべて自力の教えであり、衆生を真実に導くための、仮の手だてとして説かれた教えである。

あり、この「半満・権実」が「大・小、漸・頓、一乗・二乗・三乗、権・実、顕・密、竪出・竪超」です。

『愚禿鈔』では

一には大乗の教、二には小乗の教なり。
大乗教について、二教あり。
 一には頓教、        二には漸教なり。

難行聖道の実教なり。いはゆる仏心・真言・法華・華厳等の教なり。

難行道 聖道権教、法相等、歴劫修行の教なり。

小乗教について、二教あり。
 一には縁覚教    一に麟喩独覚、二に部行独覚。
 二には声聞教なり。 初果・預流向、第二果・一来向、第三果・不還向、
           第四果・阿羅漢向、八輩なり。

にあたります。

権実」というと18願が実と思われるかもしれませんが、「難行聖道の実教」を指しています。従って、「半満・権実」で、聖道門のことを総称して仰っているのです。

これだけ判れば簡単で、外道から聖道門に入ったといっても、さとりを開いた人は甚だ少なく、逆にさとりが開けずに断念する人が甚だ多い、ということです。そういう人のために、釈尊は定散二善を説かれ、阿弥陀仏は19願を建てられた、となります。

結局のところ、親鸞聖人は、19願を聖道門から浄土門への橋渡しをする教えと解釈なされた訳です。

この根拠だけで、mixiの法論はほぼ決着しました。あれから3年以上経っても、高森会長には何も進歩がありません。

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コメント

会にいたときは、午後の休憩に入るとき親友部の方が「親鸞聖人のみ教えを正確に一人でも多くの方々にお伝えするものの集まり。それが浄土真宗親鸞会です」と話したものです。今は遠い昔話(お笑い話)ですね。

投稿: | 2013年12月18日 (水) 22時58分

名無し様

今も昔も、お笑い話には変わりありませんが、お笑いのセンスは、断然今の方が上です。

投稿: 飛雲 | 2013年12月21日 (土) 21時06分

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