一口問答(因果の道理5)
問い
では、因果の道理の話を聞くことが18願の救いの害になるという根拠でもあるというのですか。
答え
覚如上人は「もし因果相順の理にまかせば、釈迦・弥陀・諸仏の御ほねをりたる他力の別途むなしくなりぬべし。」(改邪鈔)と仰っています。もし因果の道理にしたがうならば、釈尊と阿弥陀仏と諸仏が御苦労なされた、他力の特別な教えが空しくなってしまう、ということです。
世間の因果を、18願の救いと無関係に信じているだけなら、いいですよ。
なお、18願に救われるために因果の道理を信じなければならない、という根拠があるのなら、即座に出してください。
| 固定リンク
「一口問答」カテゴリの記事
- 一口問答(法の深信12)(2014.07.22)
- 一口問答(法の深信11)(2014.07.21)
- 一口問答(法の深信10)(2014.07.14)
- 一口問答(法の深信9)(2014.07.13)
- 一口問答(法の深信8)(2014.07.12)
コメント
三願転入のご文とか、「利他の信楽うる人は」の和讃とか出すんじゃないでしょうか。
投稿: | 2013年9月27日 (金) 21時28分
名無し 様
因果の道理に直接関係する根拠ではないですが、30年程前に、紅楳英顕師から「財施を勧められた根拠を出せ」と言われて七仏通誡偈や三願転入、和讃を出したので、あり得ない話ではないでしょう。
しかし、今は反論が恐ろしくて出せないと思います。
投稿: 飛雲 | 2013年9月29日 (日) 06時48分