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2012年1月 7日 (土)

『末灯鈔』のお言葉は、「全人類≠五逆謗法の者」を証明された根拠

「安心問答」でも取り上げられていましたが、「メディア布教」の財施が募られています。目標額は、7億強だそうです。この財施に参加しない人は、和合僧を破る五逆罪を造っていると脅されることでしょう。

さて前回までの3回で、「一切衆生必堕無間」の邪義について、善知識方が完全に否定なされていることを述べてきました。親鸞会は、直接の根拠がない時には、間接的な根拠で論理展開をしようとします。

全人類は五逆謗法闡提の者だから、無間業で必ず無間地獄に堕ちるのだ

その根拠が『末灯鈔』

善知識をおろかにおもひ、師をそしるものをば謗法のものと申すなり。おやをそしるものをば五逆のものと申すなり

だと言います。しかし、この後には、

同座せざれと候ふなり。されば北の郡に候ひし善証房は、おやをのり、善信をやうやうにそしり候ひしかば、ちかづきむつまじくおもひ候はで、ちかづけず候ひき。

と続きます。後の文を読めば、親鸞聖人が手紙を宛てられた関東の同行に対して、

お前達は、五逆謗法の者だ

と仰ったのではなく、その逆で、

善証房のような五逆謗法の者に近づいてはならない

と多くの関東の同行が五逆謗法の者でないことを仰った根拠になっていることが判ります。これが親鸞会の典型的な断章取義です。

同様の内容で、同じく『末灯鈔』に、

この御中のひとびとも、少々はあしきさまなることのきこえ候ふめり。師をそしり、善知識をかろしめ、同行をもあなづりなんどしあはせたまふよしきき候ふこそ、あさましく候へ。すでに謗法のひとなり、五逆のひとなり。なれむつぶべからず。

とありますが、これも

五逆謗法の者に近づいてはならない

ということであり、五逆謗法でない者がいることが大前提です。

また善鸞義絶状には

第十八の本願をば、しぼめるはなにたとへて、人ごとにみなすてまゐらせたりときこゆること、まことに謗法のとが、また五逆の罪を好みて人を損じまどはさるること、かなしきことなり。
ことに破僧の罪と申す罪は、五逆のその一つなり。親鸞にそらごとを申しつけたるは、父を殺すなり、五逆のその一つなり。このことどもつたへきくこと、あさましさ申すかぎりなければ、いまは親といふことあるべからず、子とおもふことおもひきりたり。

とあります。善鸞が邪義を唱え、関東の同行を惑わしたこと、親鸞聖人に嘘を報告していたことに対して、五逆罪・謗法罪と仰っているのです。裏を返せば、善鸞がそのような言動をしなかった時には、

お前は五逆謗法の者

と仰っていなかったことになります。

親鸞聖人が自ら書写されて、関東の同行に送られて、読むように勧められている『唯信鈔』には、

われら罪業おもしといふとも五逆をばつくらず

とあります。私たちは罪深いとはいいながらも、五逆罪を造っていない、ということです。これを親鸞聖人は、関東の同行に読むように勧められているのです。その上で親鸞聖人からのお手紙で

善知識をおろかにおもひ、師をそしるものをば謗法のものと申すなり。おやをそしるものをば五逆のものと申すなり、同座せざれと候ふなり。されば北の郡に候ひし善証房は、おやをのり、善信をやうやうにそしり候ひしかば、ちかづきむつまじくおもひ候はで、ちかづけず候ひき。

とあれば、関東の同行は、これを読んでどう思ったか?

自分は五逆罪を造っていないが、五逆罪謗法罪を造っている善証房のような者たちには近づかないようにしよう

としか思わないでしょう。もう少し詳しく説明すれば、関東の同行は五逆謗法の定義を

親鸞聖人の仰ったことを否定したり、親鸞聖人を馬鹿にするような者は、謗法の者であり、死ぬほど苦しい思いを親がするような扱いをすれば、五逆の者なんだ。

と理解するでしょう。

説法の内容が良かったとか悪かったとか、長かった短かったと評価することが謗法罪、親のことを心の中で「いい加減に死んでくれたら」と思っただけで五逆罪

と理解した関東の同行がいる筈もありません。

結局のところ、親鸞聖人が

全人類=五逆謗法の者

と仰ったお言葉はないだけでなく、親鸞会が出している『末灯鈔』のお言葉も、実は、

全人類≠五逆謗法の者

ことを証明する根拠となるのです。

お前達は、五逆謗法の者だから、必堕無間なんだ。それを免れたければ、財施に命をかけよ

というのは、麻原死刑囚と同じ主張です。

高森会長の言っていることが、正しいかどうかを見極める力がない、と会員はよく言いますが、そんな高いレベルの話ではないのです。
『末灯鈔』のお言葉と「メディア布教財施」だけで、親鸞会を退会するに十分な根拠になります。

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コメント

またお金を取るんですか。もう最近は強欲ぶりを隠そうともしませんね。
会長の個人事務所もありますし、法人を上手に使って相続税を「節税」するのでしょう。宗教ビジネスは大成功です。
教義は間違いだらけの創作で、会長が仏法への志を持っていないことはすでに明らかです。
まだ会を信じている人は、会の教えがよく分かっていない人達だと思います。会では、「こんな深い教えを凡夫の腐った頭で解る筈がない」などとよく言われます。解ったと言っている人は間違い者で、解らないと言っている人は分かっている人という理屈です。だから会員は、自分はいかに分かっていないかをアピールしますし、実際そうなろうと努力するのでしょう。邪精進を続けるうちに本当に頭がダメになってしまうのかもしれません。こうなると会を脱出できるかは宿世の善根次第と思えてきます。

投稿: | 2012年1月 7日 (土) 21時31分

名無し 様

宗教ビジネスが大成功かどうかは疑問に思います。
資金繰りに窮した自転車操業とみるのが正しいのではないでしょうか。
会を辞めるかどうかは、確かに宿世の善根次第でしょう。

投稿: 飛雲 | 2012年1月 8日 (日) 22時31分

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