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2011年1月23日 (日)

真仮の水際を説けない高森会長

親鸞会の教義は、根拠のない出鱈目です。当ブログでは膨大な根拠を提示して、それを明らかにしてきましたし、昨年からの法論でも誰一人として、親鸞会の正しさを証明する根拠さえ出せませんでした。

この事実を現会員に知らせますと、同じことを言い返してきます。

真仮の水際を説かれる方は、高森先生以外にはおられない!

なぜ私は親鸞会をやめたのかを読んで
(19)これが獲信か

にも

真仮の分際を、常に鮮明にご教導いただいている親鸞会会員は、なんと幸せなことだろう喜びすぎることはない。

と書いてあります。前回紹介しましたこうへい氏の見苦しい言い訳にも、

真仮を鮮やかに説かれる高森先生が教えてくだされることは、
間違いなく親鸞聖人の教えです。

とあります。

尤もこの「真仮の水際」「真仮の分際」も、大沼法竜師の言葉です。

では、高森会長は真仮について本当に説いているのでしょうか?
親鸞会でいう真仮とは、『教行信証』真仏土巻

真仮を知らざるによりて、如来広大の恩徳を迷失す。

を示して説明していますが、このお言葉の意味を理解していません。

前後を見てみますと、

仮の仏土とは、下にありて知るべし。すでにもつて真仮みなこれ大悲の願海に酬報せり。ゆゑに知んぬ、報仏土なりといふことを。まことに仮の仏土の業因千差なれば、土もまた千差なるべし。これを方便化身・化土と名づく。真仮を知らざるによりて、如来広大の恩徳を迷失す。これによりて、いま真仏・真土を顕す。これすなはち真宗の正意なり。

(現代語訳)

方便の仏と浄土のことは、次の「化身土文類」に示すので、そこで知るがよい。すでに述べてきたように、真実も方便も、どちらも如来の大いなる慈悲の願の果報として成就されたものであるから、報仏であり報土であると知ることができる。方便の浄土に往生する因は、人によってそれぞれにみな異なるから、往生する浄土もそれぞれに異なるのである。これを方便の化身・方便の化土という。如来の願に真実と方便とがあることを知らないから、如来の広大な恩徳を正しく受け取ることができないのである。このようなわけで、ここに真実の仏・真実の浄土について明らかにした。これが浄土のまことの教えである。

ですが、簡単にまとめると

真=真仏・真土=18願
仮=方便化身・化土=19願・20願

ということです。

なぜこのようなことを仰ったのかと言えば、聖道門では阿弥陀仏の48の願の中で、19願を最も重要な願と位置付けており、18願だけを教えられた法然上人を非難していましたから、親鸞聖人は「真仮を知らざるによりて、如来広大の恩徳を迷失す。」と反論されたのです。
明恵高弁の『摧邪輪』での関連個所を今までに何度も示しましたので、それを読んで頂ければ誰でも判ることです。最近のエントリーでは下記です。

会員との問答(浄土門と聖道門の違い)

親鸞聖人は19願を重視する聖道門の学僧に対して、
19願は方便の願であるから方便化土にしか往けないが、18願は真実の願であるから、真実報土に往生できる
と断言されたのです。

この御文を読めば、方便化土について教えることのない高森会長が、真仮の意味を理解せずに、大沼師の言葉を単にパクっただけであることがよく判ります。

親鸞聖人が教えられたのは、
方便の行と信に迷ってしまっている人をも、方便の利益として化土往生を遂げることもできますが、化土から報土に往くことは大変難しいので、方便の行と信を捨てて、真実の行と信によって報土往生を遂げよ、
ということです。

法然上人の三選の文、親鸞聖人の三願転入の文も、共に方便の行信を捨てよと同じことを仰っているのですが、親鸞会はそれも理解できないのです。
真実に入るために必ず方便を通らなければならない、
などと言うのは、真実を知らない者の戯言でしかありません。

こんな真仮の常識的な意味さえ知らない高森会長に、「真仮の水際」が説ける訳がないです。

まあ、親鸞会で言っている真仮とは、信前と信後があるという程度の話ですが、信前と信後があると教えられる布教師は、全国にたくさんおられます。単に、井の中の蛙大海を知らず、の状態なだけです。無知を晒すのも、大概にしておきましょう。

以前にも紹介しましたが、30年ほど前にあった親鸞会と本願寺との宿善論争で、本願寺側の親鸞会担当であった紅楳英顕師の法話を録音したものが下記で聞けます。紅楳英顕師は、現生での救いを強調されますので、信前と信後の違いについて明確にされている方の一人です。聞かれたことのない会員は、一度聞いてみて、井の外を確かめてください。

紅楳英顕先生の法話

紅楳英顕師は法話を全面公開している一方で、法話内容さえも一般に公開できず、録音厳禁にしているどこかの会長は、秘事法門そのものです。

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