財施は獲信のためではなかったと、高森会長は身をもって教えてくれています
当ブログで、高森会長の人格について書くことは、親鸞会にとっては極めて不都合のようですので、もう少し書いてみます。
『選択本願念仏集』には、
念仏は易きがゆゑに一切に通ず。諸行は難きがゆゑに諸機に通ぜず。
しかればすなはち一切衆生をして平等に往生せしめんがために、難を捨て易を取りて、本願となしたまへるか。もしそれ造像起塔をもつて本願となさば、貧窮困乏の類はさだめて往生の望みを絶たん。しかも富貴のものは少なく、貧賤のものははなはだ多し。
と法然上人は仰っています。
もし財施と往生とが関係があるならば、お金を持っていない人は往生できないことになる。しかも、お金持ちの人は少なく、お金に困っている人は甚だ多いので、一切衆生を平等に救うと誓われた本願であるから、財施と往生とは無関係と教えておられます。
『御文章』1帖目第11通には、
門徒のかたよりものをとるをよき弟子といひ、これを信心のひとといへり。これおほきなるあやまりなり。また弟子は坊主にものをだにもおほくまゐらせば、わがちからかなはずとも、坊主のちからにてたすかるべきやうにおもへり。これもあやまりなり。かくのごとく坊主と門徒のあひだにおいて、さらに当流の信心のこころえの分はひとつもなし。まことにあさましや。師・弟子ともに極楽には往生せずして、むなしく地獄におちんことは疑なし。なげきてもなほあまりあり、かなしみてもなほふかくかなしむべし。
とあります。
支部長は、高森会長のいわれるがままに、多額のお金を会員から出させて、高森会長と親鸞会に納めれば、獲信に近付くように思う、これは誤りである、と蓮如上人は仰っています。それどころか、蓮如上人は、財施と往生とが関係あると説いている高森会長、支部長ともに、極楽には往生せずして、むなしく地獄に堕ちることは疑いがない、とまで言い切っておられます。
又、『歎異抄』には、
一 仏法の方に、施入物の多少にしたがつて大小仏になるべしといふこと。この条、不可説なり、不可説なり。比興のことなり。
(中略)
かつはまた、檀波羅蜜の行ともいひつべし、いかに宝物を仏前にもなげ、師匠にも施すとも、信心かけなば、その詮なし。一紙・半銭も仏法の方に入れずとも、他力にこころをなげて信心ふかくは、それこそ願の本意にて候はめ。すべて仏法にことをよせて、世間の欲心もあるゆゑに、同朋をいひおどさるるにや。
とあります。
高森会長や親鸞会に財施と称して、金額の多寡によって、宿善が厚くなるとかならないとか、信仰が進んだとか進まないとかいうこと、言語道断のとんでもない邪説です。どれだけ財施をしようとも、信心がなければ、無意味です。たとえ、10円も、1円も高森会長と親鸞会に財施をしなくとも、阿弥陀仏にすべてをおまかせして、他力の信心を賜わったならば、それこそが阿弥陀仏の御心に叶ったことです。
こう書かれてあります。
それにも関わらず、親鸞会では財施と往生・獲信とは、よい関係にあるなどと大声を張り上げて、会員に説明しています。こうへい氏の言葉を借りれば、
”どんな小さな善もすべて獲信の因縁であった”
だから、精一杯の財施をさせて頂きましょう、と支部長は連呼しています。
正本堂建立時の財施は、常軌を逸していました。当時幹部であった人ならば、皆覚えているでしょう。
目標金額までとても到達しそうにないのに、連日連夜幹部を集めて会合が開かれ、その際に高森会長が「御報謝の額が足りなければ私の部屋を削りなさい」と言ったと発表されて、幹部会員は、それでは申し訳ないと財施額を上積みしました。その結果が、これです。
正本堂の会長関係室について聞きたいとの御要望がありましたので、工事関係者からの聞き取り調査も含めて簡単に説明させて頂きます。
皆さんが一番関心が高いのが正本堂7階だと思います。7階は、高森会長とその家族専用のエレベーターを出ますと、廊下がL字型になっていまして、エレベーターの正面が会長の応接室兼執務室で、その廊下を折れ曲がって奥に進んでいく配置になっています。
各部屋の広さは以下の通りです。
会長用応接室兼執務室 40帖
会長用洋室(寝室) 30帖
会長用和室 12.5帖(縁側、床の間等あわせて30帖)
家族用和室 12.5帖(縁側、床の間等あわせて25帖)
会長専用洗面所トイレ2箇所、浴室1箇所
家族用洗面所トイレ1箇所、浴室1箇所会長、家族の部屋、洗面所トイレ浴室あわせて200帖で、廊下と会長エリアの空調機械室は面積にいれていません。
会長の部屋の特長は、空調で、病院のICU以上の温湿度完全管理です。これだけの広さの部屋が短期間で設定の温湿度になり、空調としては完璧です、というよりも誰が見ても異常な設備です。
なお、設計では7階に秘書室がありましたが、会長室を少しでも広くするために、秘書室は6階に集約させたそうです。
6階は、秘書室と会長用の配膳室、会長の会議室と応接室があります。その他の会議室もあります。
4階には、会長用の厨房が2室あり、40帖と16帖の広さで、スタッフルームは別に設けられています。100人分くらいの食事が十分に提供できる設備です。本館への渡り廊下は4階にあります。
3階は、会長用の控え室があります。
1階には、260帖もある巨大な車寄せ、玄関とホールで70帖、もちろんトイレもあります。
これらの会長関係で、総額4~5億位になると思われます。正本堂工事費の消費税分程の金額になります。単純に1万人収容として、会長関係で500人分ということですか。
これらの会長関係の部屋と設備は我々の常識を遥かに超えており、最初に図面を見て関係者一同驚愕し、工事中の変更と要求の高さでは皆愕然として、あまりの不可解さに多くの職人が自暴自棄になったそうです。
会員の皆さんは、会長のために、無理な寄付を募ってでもこれだけのものを本当に用意しなければならないのでしょうか。甚だ疑問です。他の宗教団体の工事もしたことがありますが、会員数の桁が違う創価学会の会長でさえも、信者さんの直接の寄付で建てる会館でここまではしませんよ。親鸞会は、超格差社会ですね。
財施は獲信のためではなかったと、高森会長は身をもって教えてくれています。
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コメント
本当にひどい会ですね。
あんな所にいても、絶対に幸せにはなれません。
会員の皆さんが一人でも早く気が付いて欲しいと願わずにはおれません。
投稿: まりあ | 2010年8月 1日 (日) 21時10分
まりあ様
仰るとおりです。会員一人一人に、高森会長の真実の姿を知らせてあげたいですよね。
投稿: 飛雲 | 2010年8月 4日 (水) 20時23分