三つの髻を剃りすてずは、法師といひがたし
昨年初めより、高森会長の布教師としての資質を疑問視する声が、以前とは比較にならないほど急激に大きくなりました。高森会長の過去に併せて、高森会長の人間性、布教の真の目的が暴かれてしまったからです。
『口伝鈔』に、このようなことが書かれています。
そのとき聖人(源空)のたまはく、「法師には三つの髻あり、いはゆる勝他・利養・名聞これなり。この三箇年のあひだ源空がのぶるところの法文をしるし集めて随身す。本国にくだりて人をしへたげんとす、これ勝他にあらずや。それにつけてよき学生といはれんとおもふ、これ名聞をねがふところなり。これによりて檀越をのぞむこと、詮ずるところ利養のためなり。この三つの髻を剃りすてずは、法師といひがたし。よつて、さ申しつるなり」と[云々]。
これは史実と異なることが指摘されていますが、法然上人が仰ったとされるその内容を汲み取って頂くために紹介しておきます。出家した人には、髻はありません。ない筈の髻が残っているとたとえをもって、法然上人が仰ったとされています。
ここで、華光会の伊藤康善師が高森会長に対して言われようとした話と置き換えてみると、実にぴったりきます。
高森会長が、華光会で学んで、華光会から独立して富山に戻ろうとしたところ、伊藤康善師から、「君には三つの髻がある。それは勝他・利養・名聞だ。私が教えてきたこと及び私の書籍を携えて、富山に戻って、真宗の僧侶を言い負かそうとする、これは勝他ではないのか。大沼法竜師の教えも学んで、すばらしい学者といわれたいと思う、これを名誉を願っているというのだ。これらによって、信者を集めようとすること、結局は自己の利益追及のためである。勝他・利養・名聞の三つの髻を剃り落さずしては、布教師とはいえない。」と叱りつけられた。
親鸞会を作った時に、伊藤康善師が高森会長に諌めの手紙を出されたり、直接会いに富山まで行かれたりしたそうですが、その時の伊藤康善師が言われたかったことに極めて近いでしょう。ただし実際は、伊藤康善師に会おうともせず、忠告を聞こうともしなかったそうですので、会話が成立せず、そこは違います。
勝他・名聞は、本願寺との論争、盗作等で、説明は不要でしょう。
利養については、「さよなら親鸞会」に投稿として、多く取り上げられています。会員のための布教ではなく、自己の欲望を満たすための布教ということがよく判ります。
高森会長は、会員さんのことを心に掛けて、早く信心決定してもらいたいと常に思い続けている、と聞かされ続けてきましたが、それは全くの嘘です。
私は信心決定1つを目的に、長年親鸞会で求めてきました。「善知識には親しみ近付け」と親鸞聖人も教えられ、Y総務局長からは、「信心決定できるかどうかは、高森先生とどれだけ御縁をもてるかだ」と聞かされてきました。それで私は少しでも、高森会長に近付こうと常に心掛けてきました。講師部は高森会長との縁がかなりあると思い、講師部へ入りましたが、一般の講師部員は高森会長と直接話をすることは皆無です。会員さんとの違いは、講師部講義に参加できるということだけです。
それでは「善知識に親しみ近付け」が実践できないと思い、高森会長と話のできる任務に自ら就きました。そのことで高森会長と直接話をすることができ、善知識に近付けたと喜んでいたものです。
ところが、年々高森会長との距離が遠くなっていくのを感じました。お忙しいのだろうと思い込もうとしていましたが、実は高森会長の方から、接する人を限定するようになっていることに気が付いたのです。なぜ、一般の会員さんと親しく接しようとしないのだろうか、それどころか講師部員とさえ、話をしないのはどうしてだろうか、敢て」避けているように感じられるのだが、という疑問が段々大きくなってきたのです。
その疑問が確信に変わったのは、正本堂の工事中でした。正本堂の工事中に、本館と顕真会館を結ぶ渡り廊下が造られているのに気が付き、そのことを工事関係者に尋ねたところ、高森会長専用の渡り廊下との答えでした。更に詳しく聞いてみると、設計時にはなかったが、高森会長が工事中に自分専用の渡り廊下を造るように指示したというのです。
私は大変なショックを受けました。工事の費用はもちろん会員さんの御報謝ですのでそれも問題ですが、それ以上に、自分を特別視せよと指示していることが信じられませんでした。
それからいろいろと調べてみると、全国の会館には、高森会長専用の玄関、エレベーター、寝室と応接室、秘書室がどこにも用意されていることがわかったのです。真生会病院でさえ、自分専用の玄関と病室、応接室があるのです。正本堂には、高森会長専用の巨大な厨房が2つあり、家族の部屋まで用意されていて、家族は休み時間はそこに籠もって一般会員さんと接するのを拒否しています。
真生会の医師には、「君たちの使命は、地域の患者を看ることではなく、ワシの体を守ることだ」とか、「ワシが真生会は特専部の城だといったのを、自分達の城と思っているようだが、ワシの城だ、勘違いするな」といっていたことも後で知りました。
親鸞聖人が、「御同朋、御同行」、「弟子一人ももたず」と仰っておられたことは、高森会長からも何百回も聞いてきましたが、自分はまるで反対のことをしており、しかも自らが指示して無二の善知識と崇め奉らせていたのです。
善知識に親しみ近付けと教えながら、高森会長自身が会員さんから遠ざかっているのは、明らかに矛盾しています。つまりは、「皆々信心決定あれかしと朝夕思いはんべり」の気持ちなどさらさらないのです。ただ自分が特別な存在であることを認めさせたいだけなのです。
これ以外にも「さよなら親鸞会」には、高森会長の深い欲望の現われについていくつも書かれてあります。最も顕著なのが、高森会長の施設です。
2chには、それをまとめたものがテンプレートとしてUPされています。
本館4階(160帖)和室、洋室、応接室、家族室、配膳室
本館3階 配膳室
本館2階 控え室
本館1階 玄関、厨房
本館ー正本堂の渡り廊下
正本堂7階(200帖)応接室、洋室、和室、家族室
正本堂6階 秘書室、配膳室、会議室、応接室
正本堂4階 厨房(40帖+16帖)
正本堂3階 控え室
正本堂1階 車寄せ(260帖)、玄関+ホール(70帖)
同朋の里F館6階(160帖)和室×3、寝室、書斎、リビング、キッチン、更衣室、洗濯家事室
同朋の里F館5階 応接室、秘書室
同朋の里F館1階 玄関、駐車場
これ以外にもチューリップビル、真生会、法輪閣にも、会長施設があります。
詳しくは
投稿:正本堂の会長施設について
正本堂図面
投稿:F館の会長専用施設
投稿:本館の会長専用施設
本館とF館の会長御殿
弘宣部ビルでの浄財大散財
真生会富山病院会長室ほか
三つの髻を剃りすてずは、法師といひがたし
どころの騒ぎではありません。「三つの髻」を誇っている人物が無二の善知識の正体ではないですか。そんな人物から話を聞いて、救われないのは当然です。
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