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2010年3月24日 (水)

三乗の五逆罪

『教行信証』信巻の最後に、親鸞聖人は五逆罪の解釈をなされています。五逆罪とはどんなものか、具体的に書いておられます。

その内容は

「親鸞会教義の誤り」
一切衆生は必堕無間なのか6

に詳しい解説がありますので、引用します。

その信巻の最後に書かれたのが五逆罪の定義についてです。

一つには三乗の五逆なり。いわく、一つにはことさらに思いて父を殺す、二つにはことさらに思いて母を殺す、三つにはことさらに思いて羅漢を殺す、四つには倒見して和合僧を破す、五つには悪心をもって仏身より血を出だす。

最初に三乗の五逆罪(通仏教の五逆罪)について、
 一.故意に父を殺す
 二.故意に母を殺す
 三.故意に阿羅漢を殺す
 四.間違った考えを起こして教団を乱す
 五.悪い心を抱いて仏身を傷つけて血を流す

と仰っています。
阿闍世が犯したのは、一番目の故意に父を殺すことです。あくまで故意にですから、極めて限定された人しか造らない罪です。
曇鸞大師、善導大師が仰っておられる五逆罪は、これです。また、法然上人が「正如房へ遣わす御文」に、

五逆十悪の重き罪造りたる悪人なお十声一声の念仏によりて往生しそうらわんに、まして罪造らせおわします御事は何事かそうろうべき。
たといそうろうべきにても幾程の事かはそうろうべき。
この『経』に説かれてそうろう罪人にはいい比ぶべくやはそうろう。

と書いておられます。「五逆十悪の重き罪造りたる悪人」と比較して、貴方はどんな罪を造っているというのか、と仰っておられますので、罪を造っているという点において、人には明らかな優劣があることを語られたのです。それで五逆罪を造っている人と、造っていない人がいることになりまして、法然上人も五逆罪といわれた場合は、三乗の五逆罪のことになります。

今日でも五逆罪と言えば、通常この五逆罪のことをさしてます。親鸞会でも五逆罪といえば、この三乗の五逆罪を説明します。
『教行信証』信巻ではこの後、

この逆を執する者は、身壊れ命終えて、必定して無間地獄に堕して、一大劫の中に無間の苦を受けん、「無間業」と名づくと。

と解説なされています。三乗の五逆罪を造ったものは、無間地獄に堕ちると教えられていますが、実際にこの罪を造っている人は、極めて稀ですので、無間地獄に堕ちる人も、極めて少数の人になります。

曇鸞大師、善導大師、法然上人、そして通仏教での五逆罪とは、この三乗の五逆罪です。
親鸞聖人が、『末灯鈔』の中で仰っている五逆罪も、この三乗の五逆罪です。

高森会長の説いていることとは大変な違いです。親鸞会の会員は、よく勉強して欲しいと思います。

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以前の親鸞会であれば、高森会長を異安心呼ばわりすれば、血相を変えて、反論したものです。それが今や、「異安心決定でいいですね」、と何度も念を押しても、反論の素振りさえみせません。ブログの更新を心待ちにしていても、書いてくるのは、相変わらずの断章取義をした根拠と捏造創作教義だけ。... [続きを読む]

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