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2010年2月 7日 (日)

よきひとびとの教え2

もう一人親鸞聖人が尊敬されていた聖覚法印は『唯信鈔』を著しておられます。『唯信鈔』を読まれればわかりますが、法然上人の『選択本願念仏集』をもとにして、法然上人の御心を明らかにされたものです。親鸞聖人が、関東の同行に勧められただけでなく、『唯信鈔』を解説された『唯信鈔文意』を書かれたことからも、その重要性がわかります。

『唯信鈔』の一部が「親鸞会教義の誤り」宿善とは1でも取り上げられています。それが以下のところです。

つぎにまた人のいはく、「五逆の罪人、十念によりて往生すといふは、宿善によるなり。われら宿善をそなへたらんことかたし。いかでか往生することを得んや」と。
これまた痴闇にまどへるゆゑに、いたづらにこの疑をなす。そのゆゑは、宿善のあつきものは今生にも善根を修し悪業をおそる、宿善すくなきものは今生に悪業をこのみ善根をつくらず。宿業の善悪は今生のありさまにてあきらかにしりぬべし。しかるに善心なし、はかりしりぬ、宿善すくなしといふことを。われら罪業おもしといふとも五逆をばつくらず、宿善すくなしといへどもふかく本願を信ぜり。逆者の十念すら宿善によるなり、いはんや尽形の称念むしろ宿善によらざらんや。なにのゆゑにか逆者の十念をば宿善とおもひ、われらが一生の称念をば宿善あさしとおもふべきや。小智は菩提のさまたげといへる、まことにこのたぐひか。

ここは非常に重要なところです。親鸞会の重大な誤りが2箇所あります。
1つは、

われら罪業おもしといふとも五逆をばつくらず

これは、ほとんどの人が五逆罪を造っていないということを言われたものです。親鸞会のように、何でもかんでも五逆罪・謗法罪に結びつけるようなことはないのです。法然上人も同様のお言葉があることは「親鸞会教義の誤り」一切衆生は必堕無間なのか9
に紹介されています。

もう1つは、宿善についてです。

宿善のあつきものは今生にも善根を修し悪業をおそる、宿善すくなきものは今生に悪業をこのみ善根をつくらず。

これを親鸞会では、宿善に薄厚がある根拠とし、宿善薄い人は厚くなるように善に励まなければならないと教えていますが、驚くべき断章取義です。詳しくは「親鸞会教義の誤り」に解説がありますので、そちらを読まれればいいですが、結論だけいえば、『唯信鈔』にある宿善の厚い人、少ない人とは、善人悪人のことであり、宿善の少ない悪人でも救われるのが阿弥陀仏の本願ということを言われているのです。悪人正機というをここで言われたかったのであって、宿善厚くなるようにする根拠と教えて騙しているのは、会員を古文の読めない人と馬鹿にしているのです。

ここまで馬鹿にされて悔しくないですか?

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